はじめに
本章では、FIの重要知識である勘定コードについて説明していきます。
FIモジュールの目的は、業務で発生する仕訳を計上し、正確な財務諸表を作成することにありますが、そのために設定する必要があるのが、勘定コードです。
勘定コードは、FIコンサルタントを目指す方であれば、必須知識となるので、必ず覚えるようにしてください。
本章のゴール
勘定コードの概要について理解できるようになること
勘定コードとは
勘定コードは、財務諸表(貸借対照表・損益計算書)を構成するすべての勘定科目を、コード化したものです。
例えば、業務で以下のような仕訳を計上するとき、
光熱費 / 当座預金 3,000
SAPには「光熱費」「当座預金」という勘定科目のそれぞれのコードを、あらかじめマスタに登録しておく必要があります。
このマスタを、勘定コードマスタ(勘定科目マスタ)といいます。
SAPを導入する際は、業務でどのような勘定科目を使用するのかを洗い出し、すべて、勘定コードマスタにコードを登録しておく必要があります。